2013/07/02

遺伝子保存園のノハナショウブ続々開花!(7/2)

各地から許可を得て収集したノハナショウブの株や実生が成長し、様々な花を咲かせています。

ノハナショウブの遺伝子銀行とでも行ったらよいでしょうか?

北東北を中心に研究と自生地保護のために収集しているノハナショウブが開花の真っ盛りです。

同じように見えても自生地ごとに花に様々な特徴があって面白いです。


形態調査とともに遺伝子分析も進め

類縁関係を調査するとともに

この花の保護に役立てていこうと思っています。

ベルベットのように重厚な花があるかと思えば

小さなかわいらしい花もあります。


このような野生の個体の小さな変異を見つけ

それを大切にしつつ、

現在のような多様な花菖蒲品種群を作り出した

日本人の先人たちのすごさを思うと

そのような流れの一端に私も加われたらいいなあと憧れます。



隣の個体は白芯と言って花柱枝と言われるめしべの上の部分が

白く色が抜けた変異です。


こういう珍しいものを庭に集めてきて

それらが自然交配した結果

さらに珍しい品種が生まれたのだと

昔の本には書いてあります。

日本の園芸技術ってすごいんです。

そんな発展の元となった

このノハナショウブを絶やさないように

がんばって研究しながら、啓もう活動を続けていきたいと思います。

皆さんも情報がありましたらぜひ教えてください!!

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