2012/07/30

りんご生産技術研究会(7/30)

新潟でニホンナシの勉強をした後、週末はリンゴの勉強をしました。


28日、29日の二日間、秋田県の横手市で
「りんご生産技術研究会」という青森、秋田、岩手の3県のりんご生産者、普及員、研究者等が集まってりんごの生産、特に剪定について勉強する会が開かれました。

私と、農場の技術職員が事務局を仰せつかっているので
張り切って参加してきました!
私はもちろんですが学生や技術職員そして研究室の卒業生も参加するので
みんながそれぞれいい刺激になっていると思います。

2日間で6箇所の園地を周り、1月に会員みんなで剪定した樹がどうなっているのか
確認しました。

2012/07/27

新潟県園芸研究センター訪問(7/27)

今日は実験圃場の視察です。


省力化のためにいろいろな細工がしてあるのを見るの楽しいです。

最近はやりのジョイント仕立てもしっかりつながっていました。

新潟県特産のセイヨウナシ「ルレクチェ」も棚栽培。

ニホンナシみたいな仕立てになっていておもしろいです。

2012/07/26

新潟出張(7/26)

自家和合性のニホンナシの結実技術開発のアドバイザーとして新潟に呼んでいただきました。

こんな若輩者をよんでいただき本当にありがたいです。

システマティックな省力技術にただただ感心するばかりです。
リンゴにも応用できそうなことがたくさんあるので
しっかり知識を吸収していこうと思います。



2012/07/25

浸透交雑の脅威~ノハナショウブの危機(7/25)

鳥海山周辺でのノハナショウブ報告の続きです。


向かって右側が本来のノハナショウブ、
左側は色も青っぽくなり花径も大きくなっ
て品種の血が混じってしまったものと考えられる。
一般の人が見分けるのは難しい…

鳥海山周辺では比較的自然の状態で残されていたノハナショウブ自生地が多かったものの

一部の公園化された自生地、ダム湖周辺では

栽培品種とノハナショウブが交雑してしまいその種から発芽した

個体が増殖してしまっている専門用語で「浸透交雑」と呼ばれる

遺伝子浸食が発生している状況が散見されました。

ノハナショウブは、元来、その自生地ごとに独自の進化を遂げ、

独自の遺伝的バックグラウンドを持っているものと考えられます。

2012/07/24

またまた夏季剪定(7/24)


今日は地域環境工学科、生物学科の今年最後の農場実習でした。


半期なんてあっという間。

楽しみながら農学とは何か?ということ学んでくれたでしょうか?

最後のテーマは藤崎農場に生えている雑草の名前当てテストと

リンゴの夏季剪定です。

リンゴの夏季剪定は別名徒長枝剪定とも言われ

主に冬の剪定で必ず切るような徒長した枝を切ります。

細かく言っても悩んでしまって切れないので

とりあえず自分の腕より太い枝の背中から出た徒長枝を切れ!

との指示。

2012/07/23

五所川原農林高校へ"2回も"行ってきました(7/23)


サンプリングがすこぶる得意なK君の粋な計らいで2往復してしまいました。


でも、いい結果を得るためにはじっと辛抱。

適切な指示が出せ無かった…甘かった…

お医者さんにはストレスはかゆみに良くないと言われたので、

これはストレスでないストレスでない…


と言い聞かせなければ(笑)

でも、「御所川原」というリンゴは果皮も幼果のときから真っ赤なので
見ていてリンゴらしくて気持ちがいいです。


2012/07/22

鳥海山のノハナショウブ(7/22)

遅ればせながら先週の秋田の様子をアップ!




ずっと秋田での調査の様子をアップしようと思っているのですが
一連のノハナショウブ調査で蒙った虫か植物のかぶれが全身に広がってしまい
かゆくてかゆくて…
東京での暑さでの疲れとも相まって今週末は完璧にダウンです…

お医者さんにも大学の先生はストレスに強くならなくっちゃ!といわれますが
関係ないような…

さて、鳥海山の秋田側周辺のノハナショウブ見てきました。

2012/07/20

タマネギの収穫(7/20)

園芸農学科前期最後の農場実習でした.


昨日の東京に比べてぐっと涼しく快適です.

量はわずかですが技術職員の抜き方,縛り方の説明を受けた後タマネギを収穫しました.

一年間でいろいろな農作業を体験しますが
やはり「収穫」するのが一番楽しいようで
学生たちも生き生きとやっています.


2012/07/19

玉川大学に行ってきました(7/19)

せっかく東京に来たので玉川大学に行き今年のノハナショウブ調査のまとめの打ち合わせをしてきました.


とにかく暑いのなんのって
農学部は駅から山を越えた向こうの一番奥にあるので

もう死にそうです...
でも,帰りは夕立の後で少しすづしくなりました.

これまで蓄積してきたデータを
どう活用していくかが今後大切になってくるところです.

ソルトサイエンス助成研究発表会(7/18)

東京出張です.


昨年度まで3年間にわたって助成していただいた
ソルトサイエンス研究財団の一般向け成果発表会です.

弘前大に着任後のもの入りな時期に助成していただけ
本当に助かりました.

タイトルは

希釈海水を用いたニホンナシ,リンゴ栽培方法の確立
~耐塩性台木の選抜とそのメカニズムの解明~


学部学生のころよりずっと手がけてきた
ニホンナシの耐塩性に関する研究を発展応用させ,
リンゴに応用したものです.

2012/07/17

種差海岸ノハナショウブ調査の記事(7/17)

先日の種差海岸でのノハナショウブ調査について東奥日報さんで報道していただいた記事の転載許可が出ましたのでアップします。

東奥日報2012年7月9日夕刊掲載
この画像は本ページに限って東奥日報社が利用を許諾したものです。
他のページに転載等はできません。

秋田調査についての報告は少し落ち着いてから。


2012/07/16

雨,雨,雨の調査(7/16)

秋田県はずっと雨です...調査がつらい....


でも,重要な調査地はだけは奇跡的に雨が小ぶりに!

いろいろと新しい発見もありました.

浸透交雑といって,栽培種の血が
野生のノハナショウブに混ざってしまい
だめになってしまった自生地も多々ありました...

残念です.

情報発信が足りません.

2012/07/13

ノハナショウブ調査に秋田県に来ています(7/13)

秋田は雨です...


羽後本庄に宿泊しています.

今日は明日からの鳥海山でのノハナショウブ探索に備えて

弘前から羽後本庄までの自生地をさ探しました.

やはり,弘前よりだいぶ暖かいのか

どこも平地は終わりかけです.

2012/07/12

藤崎農場の系統保存園で珍しいノハナショウブが咲きました(7/12)


最近ノハナショウブの話題ばかりなのですがシーズンなのでお許しを…



今日は藤崎農場のハウス内にある系統保存園で非常に珍しい変異個体が開花しました。

青森県内のとある自生地で県と地元自治体の許可を得て採取した個体なのですが

「糸覆輪」という花弁のふちが白色に縁取られる変異です。

内花被もピンと立ち、花柱枝の先端も2つにわかれて蜘蛛手を呈すかわいらしい個体です。

ノハナショウブの中ではほとんど見つかっていなく、弘前大と玉川大の共同研究チームでしか報告がありません。

2012/07/11

芦野公園での活動が新聞で紹介されました!(7/11)

本日7月11日の陸奥新報の朝刊で7日に芦野公園で行った調査活動が紹介されました。


芦野公園は、公園の中に野生のノハナショウブが自生している大変珍しい場所です。
あれだけの花が咲いているのに見に来る人はほとんどなし。

サクラであれだけにぎわう公園なのにさびしいものです。

ここは形態の変異が豊富で、なぜこんな狭い場所にこれ程の変異が?

と驚いてしまうほどです。

2012/07/10

稲作文化とノハナショウブ(7/10)

やっと昨日までの調査のサンプル整理がひと段落しました。


昨日は、新聞掲載の話題だけで終わってしまいましたが

8日の八戸調査の後、むつに向かい宿泊し

9日は東通村周辺のノハナショウブの開花状況を調査しました。


すると、田んぼの畦に咲くノハナショウブを発見!

2012/07/09

種差海岸での活動が新聞で紹介されました!(7/9)

昨日7月8日の種差海岸でのノハナショウブ調査の様子が地元新聞の東奥日報さんで紹介されました.

(記事の一部が読めます,会員は全文)

私と東京の玉川大学の田淵先生の修士二年生の定延さんの写真が大きく掲載されています.

私はニホンナシやリンゴの耐塩性の研究を学生のころからずっとやってきたので

いわば,塩でこの仕事に着いたようなもの.

定延さんもノハナショウブの耐塩性の問題を扱っているのでいわば塩仲間.

少ないですが我々の知見を少しでも活かして,被災地で頑張っている皆さんの

手助けができたらと思っています.

種差海岸ノハナショウブ調査(7/8)

種差海岸でノハナショウブ調査をしました.


こちらも去年よりだいぶ開花が遅れています.

ここは約半数が311の津波被害を受けた自生地.

その影響を調査し,復興に役立てたいと考えています.

地元ボランティアの種差海岸を守る会の皆様と一緒に

塩害の状況を把握します.

見た目では大丈夫そうに見えても

長い目で見れば影響があるかもしれません.


2012/07/08

芦野公園のノハナショウブ調査(7/7)

玉川大学と共同でノハナショウブの調査をしました!


心配された天気もどうにか持ち

有意義な調査ができました.

苦労して関係諸機関の許可を取った甲斐がありました.

今年は雪解けが遅く,水位が下がるのが遅かったせいか

まだ四分咲き程度.

来週末も十分に楽しめます.

平地の公園でこんなにもたくさんのノハナショウブに出会えるなんて

なかなかありません.


お近くの人は是非!

2012/07/06

ホタルと堆肥のやさしい関係(7/6)


ホタル祭りで講演してきました!

今日は炭焼きのおじさん佐々木さん達、青森の津軽地区の中小企業同友会主催のホタル祭り。
中泊町まで出張してきました。

テーマはもちろん「炭」。


2012/07/05

ノハナショウブといってもこんなに様々な変異があるんです!(7/5)

ノハナショウブの系統保存園が充実しています!


毎日こんなにもいろいろな種類のノハナショウブが咲くと圧巻です。

一言に「ノハナショウブ」と言っても自生地ごとに大きな変異があるのだと

改めて実感させられます。

だから、自生地ひとつひとつが大切なのであって

どこも、壊していいものではないのです。


2012/07/04

カブトムシが羽化しました!(7/4)

親子体験学習の昆虫採集のために藤崎農場で採集したカブトムシの幼虫が羽化したと赤嶺先生から連絡がありました。


いままで、農場に堆肥が積んであったことは知っていたのですが
中にこんなにもたくさんのカブトムシの命がうごめいているとは
知りませんでした。

無事、成虫になって出てくると

命の神秘に感激します!

この堆肥、

藤崎農場のりんごの剪定で出るいらない枝を
農場実習でチップ化したものに
弘前大学のもうひとつの農場、金木農場からでる
牛糞を混ぜて作ったものです。

2012/07/03

ピンク色のノハナショウブが咲きました!(7/3)

昨年、「つがるの藤姫」と命名したピンク色ノハナショウブの兄弟系統です.


その時の新聞記事はこちらから


「藤姫」に比べすこし,アイに近い部分の色が濃いです.

写真に撮ると良く違いが解りませんが...

集団の中にいると引き立っています.


2012/07/02

ノハナショウブが次々と開花しています(7/2)

昨日は久しぶりにダウン.


どうしてもこの時期はりんごにノハナに忙しく

身体がついていきません....


ハウスでは系統保存園のノハナショウブが次々と開花しています.

いよいよノハナショウブの時期です.

今週末からは玉川大学との合同調査も控えています.

少しでもノハナショウブの知名度を上げて

保護する機運が高まってくれるように頑張らなくては!

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