2012/06/30

リトライ!(6/30)

セミが鳴いています.


今日も暑い・・・ 

真っ青な空に,雪が残りわずかとなった岩木山が映えます.

今日は朝から紅の夢の接ぎ木です.

6月15日の記事で紹介したように

失敗して枯れてしまった苗を植え直し,

台木が少しだけ元気になってきたので

紅の夢の穂木を接ぎ木しました.

2012/06/29

ナガネギの植付けの実習(6/29)

今日は暑い.

一列になって..

そんな中でも,園芸農学科の2年生

農場実習頑張ってくれました.

今日は,ナガネギの苗の植え付け.

圃場に15㎝程の深さの溝を掘って

そこに,別に育苗しておいたネギの苗を

10cm間隔で移植していきます.

説明はしっかりと聞いてくれ,作業も一生懸命やってくれるのですが

なぜか溝が曲がる.....

2012/06/28

コガネムシ~は金持ちだ~♪(6/28)

オオセンチコガネ

暑い一日でした! 


午前中は五所川原農林高校へ記録計の設置に

夕方はゼミでとちょっとばて気味...

そんな中、先日、親子体験学習の昆虫採集でお世話になった 赤嶺先生から嬉しい報告が! 

昆虫採集のために出かけたむつ市や尻屋崎周辺でノハナショウブを見た! 

との報告を受けました.

でも、よ~く見ると....

2012/06/27

コマツナ分析!(6/27)

朝から夜まで頑張ってくれています!


昨日掘り上げたコマツナの調査です.

大きさ等は目で見れば解りますが

成分は分析してみて初めてわかるので

その都度,驚きがあります.

土壌分析のテクニックも技術職員マスターしてくれました.

いろいろ差があるのが解ると,自分が管理している土はどうなのか?


と自分で調べてみたくなると思います.

2012/06/26

コマツナ収穫!(6/26)

立派に成長しました.


6月12日に紹介したときにはにまだ小さな芽だったコマツナが

収穫期を迎えました.

その時の記事(http://matsuhirosaki.blogspot.jp/2012/06/blog-post_12.html


この農場で葉物野菜を作るとここぞとばかりに害虫がたかるのですが

技術職員が栽培頑張ってくれて立派に育ちました.

堆肥の成分が違うのですが しっかり違いが目で見て解ります.

とりあえずは実験成功でしょう.


2012/06/25

リンゴとノハナ(6/25)

朝から五所川原農林高校へ行ってきました.


約束通り,朝早くから薬剤散布してくださったようで

9時過ぎに我々が到着したときには

技術職員の方,ちょうどスピードスプレーヤーを洗車しているところでした.

挨拶すると,目で「やっといたぜ!」の合図.

かっこいい~!


果実も葉っぱもすっかり乾いていて,快適に実験できました!!

ありがとうございます.

2012/06/24

袋かけ~!(6/24)

午後から晴れました!


袋かけのために学生と技術職員
朝から待機してくれました.

雨やまないかな~と思っていたらどうにか回復.

無事薬剤散布もでき,乾いてから袋かけできました.


農場で育成している品種を中心にいろんな品種にいろんな袋をかけました.

品質がどう変わるのか検討します.

2012/06/23

ニッコウキスゲとノハナショウブの共演!(6/23)


ベンセ湿原に行ってきました!


ノハンショウブ 少し色が薄い変異

いつも調査するノハナショウブではなく

満開のニッコウキスゲを見たいと出かけましたが....


1週間遅かったようです.終わりかけでした.


それより驚いたのはもうノハナショウブが咲き始めていました.

まわりのほかの溜池はまだ咲いていないので

ここは早く雪が解け,水が引くのかもしれません.

2012/06/22

夏季剪定!(6/22)

園芸農学科の農場実習です!


今日のテーマは夏季剪定.

剪定と言えば普通冬季に行うものですが

果実への日当たりりをよくしたり

薬剤がかかりやすくしたり,

何より,冬の剪定の影響を弱め,樹を落ち着かせるために

この時期に強勢な「徒長枝」を切除します.


2012/06/21

りんご栽培体験学習!(6/21)


弘前大学の附属小学校の3年生のみなさんがやってきました.

5月に自分たちで人工授粉した紅玉の樹を摘果し,

自分の名前を書いた袋をかけました.

この後,9月に袋を剥いで,自分の好きな絵を描いたシールを張ります.

そうすると,10月には自分オリジナルの絵が浮き上がった

リンゴが収穫できます.

2012/06/20

ノハナショウブ開花!(6/20)

今年第1号!


雨は落ち着いてきましたが

風が強いです.

リンゴの若木もどうにか持ちこたえていますが

心配です.

そんな中,ハウスを閉め切っていたので温度が上がり

今年初めてノハナショウブが開花しました!

2012/06/19

紅の夢ポット若木折れないで~!(6/19)

台風4号が近づいてきています.


雨はさておき

風が心配です.

突貫工事で作ったY字の「紅の夢」のポット若木に

筋交いを入れました.

台木品種の違いが果実品質に与える影響を早く見たいので

誘引して花芽がつきやすくしてあります.

折れないといいです....

やっぱ予算をとって単管パイプとかで作らなきゃ駄目かなあ....



2012/06/18

もう一つの果肉の赤いリンゴ「御所川原」(6/18)

紅の夢と別の系統の果肉の赤いリンゴがあります.


五所川原市のみで栽培が許可されている「御所川原」という品種です.

昨年から五所川原農林高等学校と共同研究をさせていただき,

圃場をお借りして,紅の夢との着色機構の違いなどを調べさせていただいています.

2012/06/17

摘果摘果摘果!(6/17)


今年は果実が大量で摘果がなかなか終わりません



ということで,せめて実験に使うところだけはと

技術職員と学生に出てきてもらってひたすら摘果です...

こうこう5樹,ふじ10樹

成長をそろえるために今日で仕上げなければなりません.

雨降らないといいなあ...

2012/06/16

昆虫採集(6/16)

親子体験午後の部は

赤嶺先生鶴井先生に講師をお願いしまして

昆虫採集と蝶の羽のしおり作りをしました.



ミッション1はモンシロチョウとイナゴの捕獲!

虫取り網を持って走り回る自由な子供.

久しぶりに目にしました.

親子体験学習!(6/16)

王さま果実を残そう!




今日は藤崎農場で親子体験学習でした.

津軽地域を中心とする小学生の親子25組が

年5回のプラグラムを履修します.

今日はその2回目.


教育って???(6/16)


「国が民を洗脳するプログラムが教育なのだ」

はやぶさの川口淳一郎教授の教育論はこの言葉から始まっています.

一瞬ぞっとする内容ですがだからこそ

「自覚し,疑問を持ち,固定観念にもう目的に従わないことが大切」

と続けているので面白い.

非常に研究者らしい,割り切ったしかも前向きな考えだなと思いました.

2012/06/15

失敗から学ぶ!(6/15)

苗木を改植しました

紅の夢の苗木の生育がすこぶる良くなく,
先日の生産者へのお披露目でも笑われて...

ということで

今年から苗木生産について
共同研究を組んでいただいている

地元の種苗業者「原田種苗」さんに恥を忍んで助けを求めました!

早速,問題が苗木を超深植えにしたことによる
加湿と窒息であると突き止めていだだき

直ちにに対策!


2012/06/13

苹果梨夏季剪定!(6/13)


だいぶ大きくなりました..



岩木山の雪が残り少なくなってきました.

朝からいい天気なので早起きして会議前に一仕事.

青森は梅雨っぽい天気が少ししかないのがいい所です!

裾野の緑と雪の白,空の青がとってもきれいです.

空気がすんでいる朝だけの景色なので,早起きしたものの特権ですね!

高接ぎをしている苹果梨の夏季剪定をしました.

2012/06/12

紅の夢若木新植園を実習で管理!(6/12)


ギシギシ退治!!


今年の春,「紅の夢」など果肉が赤くなる品種の実験圃場を整備しました.

植え付けは技術職員,ありがとうございます!


しかし,草の管理がおろそかであるため恥ずかしながら

ギシギシが繁茂してきてしまっています....

一般の方でも一度は見たことのある雑草,
生命力が強くゴボウの様な根を地中深くに伸ばし
刈っても刈っても
刈った切れ端それぞれから芽を出すので
あっと言う間にギシギシだらけになってしまいます.

くるくるくるくる...(6/12)

農場廃棄物を使って循環型農業



続けて技術職員の話題を紹介.

技術職員が実験用に育てているコマツナ

芽が出てきました!



何の実験かというと堆肥の性能を見る試験です.



弘前大のもう一方の農場金木農場で排出される牛糞や稲わら,もみ殻に

リンゴの搾りかす等を混ぜて堆肥を作ります.



さらに,青森県の伝統産業である木炭製造を維持し,用途を広げるため

細かく砕けてしまった木炭の屑(粉炭)を堆肥の製造過程で混ぜて

匂いの軽減や発酵の最適化を目指します.

2012/06/11

小さな一歩一歩がリンゴ産業の発展に!(6/11)

30DAFB

丁寧に大きさ測定してくれてます!

技術職員から活躍を載せてほしいとのリクエストで
頑張って更新!

20DAFBに行ったものと同様の処理等を時期を遅らせて行いました.

農場という閉鎖空間で外部とのつながりが少ない中で
自分の日々の仕事がどのように世間と繋がっているのか?

このブログがそんなことを考えるきっかけになるのであれば
頑張って続けて行こうかなとも思います.

2012/06/09

ビッグな梨「愛宕」!(6/9)


愛宕梨


鳥取の篤農家の方がりんごのサンプルと一緒にご自身で栽培されているナシを送ってくださいました.

その名もあたご梨.

日本なし品種のなかでももっとも大きくなる品種の一つです.

重さ1.3~1.5kg!


2012/06/08

愛情をセルフチャージ!(6/8)

今日の朝ごはん

愛の無い残念な朝ごはん...(笑)

紅の夢ジャムで自分で愛情をちょっと+.

お~気持ち少しup!


果皮が入っていないので口当たりも滑らか.

果肉だけでこの色が出るのはすごいでしょ?

使ったりんごは「紅の夢」のみで渋味もありません.

2012/06/07

婚活! 紅の夢(6/7)

試食会 普通冷蔵で6月では本来の品質は解らないか...

生産者勉強会圃場見学会

今日は平川市のりんご生産者との初めての顔合わせ.

弘前大学には地域共同研究センターという組織があって,大学の研究者と地域の方々を結び付ける仕事をしてくれています.

ある新聞記事をきっかけに,こういう企業と一緒に仕事がしたいな~と何気なくつぶやいたところ, 地域共同研究センターのコーディネーターさんが平川市の皆さんと結びつきを作ってくれました.

2012/06/05

紅の夢がおしゃれに大変身!(6/5)

切ったときの感動そのままに!

果肉の赤いりんご「紅の夢」の良さは何といっても切った瞬間に思わず口走る「ワ~」という感動です.

そんな感動をそのままに,なんとか新しい商品を作れないものかといろんな皆さんにお手伝いしていただいています.

そんな中で今日ご紹介するのは,大阪の京橋駅近くのパティスリー・アンピフルリ (PATISSERIE Empiffrerie)さん.

舌をかみそうな名前ですがなんか素敵です.

私の大学の同級生がやっているお店です.

2012/06/01

20DAFB !? とは?(6/1)

満開後20日

プライバシーに配慮 !?
20DAFBとは20 days after full bloomの略.
満開後20日という意味です.

藤崎農場の「ふじ」は今日がその日にあたる樹が多いです.
南の生産者の皆さんは6月が満開後20日!!と驚くのではないでしょうか?

受精がうまくいったかどうかわかるのもこの頃です.

今日はりんごを担当する技術職員のみなさんとまず,摘果をしました.
本職はスピードと正確さが違う!
大助かりです.

りんごの場合,一つの花芽から5~6個の花が咲きます(花そうといいます)が,そのうちのド真ん中にある「中心果」のみを生産に使います.
後の実は摘み取って中心果だけに栄養が行き,大きくて甘い果実になるようにします.

摘果前の果そう

摘果後の中心果

中心果になる真ん中に咲く花のことを英語で「King flower」といいます.良く言ったもので特に開花直前や,落花後すぐは中心果を家臣である側果が守っている感じがして,側果がとてもけなげに見えます...


毛糸のリボンで目印に!

摘果が終わった果実は実験用にいろいろな処理をします.
処理をした果実が解るように毛糸で印をつけるのがりんご流!
鳥取の梨では毛糸は使わなかったなあ・・・

処理も,技術職員と一緒にやって,これから継続的にデータを取ってもらいます.
現場を知る職員と,教員が一緒にやることで,問題意識を共有し,より良い実験ができると思っています.

果実に処理をする実験は1年に1回しかできません.

もちろん,いける!と思った実験はしっかり計画を立てて大規模に行います.

でも,「とりあえずやっとくか!」というようないわゆる「いたずら」とか「遊んどく」といったような小規模な処理が思いのほか良い結果をもたらすこともあり,この辺りが圃場実験の面白さで癖になります.

圃場系の果樹の先生には個性的な遊び心を持った方が多い気がしますが職業柄でしょうか?


フィールドの応用実験の世界はカオスです.

ランダムではなくカオス.

篤農家はきっとこのカオスの解を身をもって体得しているんだろうなあ...

そんな秘密を解き明かして,生産者みんなが幸せになれるように今年も研究頑張ります!

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