2013/06/21

リンゴへの薬剤散布(6/21)

今日は6月中旬に行う薬剤散布の日です.

リンゴの成長が少し遅れているので, 散布もちょっと後ろにずれています.

スピードスプレーヤーという車を使って技術職員がまいてくれます .



キャビン付きの新しい車は

比較的快適なようですが

野ざらしの前側の車はカッパを着て
マスクをかぶって完全防備でやらなくてはならず
暑くて大変のようです.

映画の公開もあって,
農薬散布については
様々な意見があるようですが

普通のリンゴを普通においしく食べるためには
農薬の散布が不可欠です.

一つの作物を一か所に大量に栽培する.

しかも,果物は「おいしさ」を主なターゲットに育種をしてきて,その部位が異常に大きい.

くだものの品種は人間が人工的に作り出したくものだ...

というような「非自然」の環境を作り出したからには

「自然」に頼ってばかりではうまくいかない部分もあります.

リンゴでは毎年10回は農薬を散布することが決まっています.

ナシではその倍程度でしょうか?

薬剤の強さや気候もあるので一概に比較できませんが

農薬が大きな問題となっていた
数十年前とは比べ物にならないほど
安全性の高い薬剤,回数になってきています.

直接,農薬を浴びてしまう生産者の皆さんの
苦労は変わりませんが

消費者の皆さんに届くときには分解されてしまっているでしょう.
薬効が長くないからこそ何回もまかなくてはならないのだと思います.

農薬の専門家ではないので
あまり,しっかりとしたことは言えませんが

いいリンゴを作るためには農薬散布も必要なことだけは確かです.
生産者の皆さんもそのために薬剤費と労力をかけて
大変な散布作業を行っています.

生産者の皆さんはいろいろな配慮をし
消費者の皆さんにおいしいリンゴを確実に届けられるよう
日々努力しています.
そのあたりにもしっかりと目を向けて
感情論ではないコミュニケーションができればいいなあと思います.

赤い果肉のリンゴもそうやって作られています.

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