2012/10/07

紅の夢のアピール(10/5)

日本農芸化学会東北支部会の若手の会で紅の夢について講演させてもらいました。

弘前市の星と森のロマントピアで開かれたので農場から30分少々。
分野は違いますが大学院生を中心に
たくさんの方に「赤い果肉のリンゴ」について
知っていただけたのではないでしょうか?

青森県のリンゴ生産量が全国一なのは皆さんご存知だと思いますが
弘前市も日本一の生産都市だってご存知ですか?
しかも、その生産量、全国第2位の長野県全県の生産量よりも
弘前市一市の方が多いんです!!


弘前にとってどんなにリンゴが大事かってわかりますよね。

リンゴは他の果物と違ってちょっと特殊。
「ふじ」の生産量が全りんご生産量の半数を超えています。
 でも、これからは多品種化の時代がやってくるでしょう。
甘い品種、香りがいい品種 、色がいい品種などなど
リンゴにも「個性」が求められる時代になってきたといっていいかもしれません。

藤崎農場では1999年にすでに甘くておいしい品種「こうこう」をデビューさせました。
最近の研究で、この「こうこう」スクロース(ショ糖)含量が多いため
おいしいんだとわかりました。
砂糖(ショ糖)の味は現代っ子がお菓子やジュースで慣れていますからね。

抜群の個性がある品種といったら
なんといっても果肉まで赤くなる品種「紅の夢」です。

でも、この紅の夢。
いろんな問題点も抱えているんです。
詳しくは回を改めてお話しますが
問題点の解決に向けて我々がどういう取り組みをしているかについて
お話しさせていただきました。

そして、他分野、特に基礎研究をしている若手の研究者に望むこととして
我々現場に近い研究者と「つながって」
様々な問題に対して深い専門性から手助けをしてほしいというお話を
させていただきました。

研究の細分化が進むにつれて
マクロな視点で研究する人が減ってきた気がします。
ただ、現場はトータルな解決を望むものです。
一人ひとりの力には限界がありますが
それぞれの個人が「つながって」協力して問題に立ち向かえば
解決の道も近づくというものです。

様々な分野の方々と協力しながら
「紅の夢」の普及に向けてがんばって行きたいと思います!

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