2012/12/19

青い森の片隅から(12/19)

リンゴのウェブ図鑑としてすっかりおなじみとなった「青い森の片隅から」のサイトを運営されている杉山ご夫妻が来場されました。

大雪の中、お越しいただき恐縮です。

東奥日報の紅の夢の連載

「神様がくれたリンゴ「紅の夢」 弘大藤崎農場の挑戦」

を読んで、早速取材に来て下さったそうです。

この記事のおかげで、新たなつながりがたくさんできて、本当に感謝しています。


杉山さんがとられた写真の中で、特に果肉が赤い品種の写真を集めて、きれいにプリントしてプレゼントしてくださいました。

知らない品種も多く本当に勉強になります。

これからの研究にも活用させていただきたいと思います。

杉山芬(かおる)さんは青森高校の校長先生を退職された後から

リンゴの写真を撮り始めたそうです。

なぜ、様々な角度から「リンゴ」を見られる写真にしたのかとお尋ねすると、

生物の先生だったので形や色の「違い」があることに気づき、それを発見するのが面白かった。

とおっしゃっていました。

また、生徒にプリントを作って教える作業の延長で

「どのように工夫して見せたら見る側が解りやすいか」

ということを心掛けた。

とおっしゃっていました。

私たち大学の教員は研究だけでなく「教え、伝える」事も仕事ですが

なかなか、杉山さんの様に「伝える」ことに視点をおけないものです。

写真の撮り方や、編集の仕方なども

リンゴの普及につながるならと教えてくださるとのことでした。


偶然ですが私の妻も来年から青森県の高校で生物の教師として働く予定でいます。

採用面接の練習で

「青森県の貴重な生物資源を活用した教育がしたい」

というようなことを何度も何度も聞かされましたが、

杉山さんご夫妻が行動で示されているようなことが

まさに

「地域資源を活用した生物教育」

ではないでしょうか?

春になってリンゴが動き始めたら夫婦で弟子入りさせてもらおうと思います。



杉山さんご夫妻のサイトは以下のリンクから

青い森の片隅から

また、このホームページをまとめた御本も出版されています。

青森県のりんご―市販の品種とりんごの話題

この本、写真を見ているだけでも楽しくって
海外の果樹の研究者へのおみやげにしてもとっても喜ばれます!

一般の方でも楽しく見て読めると思います。


このブログを書くために青い森の片隅からの「紅の夢」のページを読むと

私たちのマイナーな論文も読んで下っていて

当初の親品種の間違いが訂正されていますし、

東奥日報の記事が出たその日には新しい情報を加筆してくださってもいます。

本当にありがたいです。

青い森の片隅からの「紅の夢」のページもぜひご覧ください!



私たちも、近日中に「紅の夢」の公式ホームページを立ち上げるべく

準備を進めています。

こちらへのリンクも快く承諾していただきました。

いろいろ教えていただきながら、我々のサイトも充実させていきたいと思います!


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