2013/01/13

りんご生産技術研究会2日目(1/13)

今日は天気も良く絶好の剪定日和でした!


わい化栽培としてM26台木を使って作られた園ですが

密植を維持できず間伐.

さらにクリスマスツリー型の樹形も維持できず

唐傘のように長幹で垂れ下がったばかりの枝になってしまった園の対処法を勉強しました.


卒業生で今は青森県のりんご試験場の

小林君も塩崎先生や藤田さんとがんばって切っています.

わい化樹をどう育てていったらいいのかわからずに,いい実のなる上側の枝ばかり大きくなってしまい
栽植距離が維持できない畑,頭でっかちになってしまった園

よく見かけます.

樹勢が強く,長大な徒長枝がたくさん出る一方で

ならせるために下向きに下枝は弱ってしまい

80の爺さんと20の若者が同居しているようだ

とはベテラン生産者の言葉.

まさにそんな感じの木ですが他人ごとではありません.

秋田県果樹試験場の森田先生は

若木の時からしっかり計画性を持って

はさみを入れていく必要性を

わかりやすく解説してくださいました.

みんな真剣に聞いています.

まだ果実のならない若木の剪定は

いい加減になりがちなもの.

しかしこの時期の剪定がその気の一生を決めるといってもいいほど

重要な作業です.

鳥取で梨をやっていた時も若木はほとんど触らせてもらえませんでした.

そのくらい,大事な時期なのにりんごでは意外とルーズです.

しょうがなく間伐するのではなく

計画的に密植し,永久樹と間伐樹をしっかり差別して扱い,

初期収量も上げつつ長く使える園の作り方

しっかり体系化していかなければなりません.

梨の知識が役立たないかなあ...

時間がかかりますがしっかり頑張っていきたいと思います!

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