紅の夢と別の系統の果肉の赤いリンゴがあります.
五所川原市のみで栽培が許可されている「御所川原」という品種です.
昨年から五所川原農林高等学校と共同研究をさせていただき,
圃場をお借りして,紅の夢との着色機構の違いなどを調べさせていただいています.
紅の夢よりだいぶ先輩で早くデビューしており,五所川原市では街を上げてブランド化に取り組んでいます.
果実が少し小さいこと,渋みがあることなどが紅の夢との違いです.
着色機構もちがっているようで,
幼果がこの様に真っ赤です.
割った内部も真っ赤です.
枝や葉脈が赤い所も紅の夢と異なる特徴です.
御所川原と紅の夢,
それぞれ着色機構の異なる2系統を比較しながら
研究が進められたらいいなあと思います.
今日はその打ち合わせと下見に五所川原農林高校まで行ってきました.
実験に使うと伝えてあったからか,それとも普段からこうなのか
実験に使うと伝えてあったからか,それとも普段からこうなのか
早くから摘果を完ぺきにやっていただき,しかも夏季剪定までしていただいてありました.
本当にありがたいです.
技術職員の方から,
「この次来る時はちょうど薬剤散布が予定されてるから気をつけて」
と言われました.
「この次来る時はちょうど薬剤散布が予定されてるから気をつけて」
と言われました.
「5時ころまでかかる」とのことなので
実験の処理等ができず困ったな~と思っていると
実験の処理等ができず困ったな~と思っていると
何と5時とは早朝の5時のこと!!
そんな朝早くに来ませんよ~!
風が出てくるとドリフトが大変で薬剤ももったいないからと
朝3時に起きて,天気予報をチェックして4時に出勤されるとのこと.
プロ意識に頭が下がります.
我々は来るの早くても朝8時過ぎですとお伝えしたのですが
実験するときに手が汚れると大変だから,
早く乾く様に,ここ一番はじめに薬かけるから
と言っていただきました.
「あ~実験精一杯やろう」って心から思いました!
我々の研究はこういう人々に支えられているんだと
思いを新たにした次第です.
小さな世界だけを見ているとなかなかつらいこともありますが
世の中には人知れず,黙々と頑張ってくれている人がいます.
前にも書きましたが
上を向いて歩こう!
ってつくづくと思いました.