2014/03/16

本日3月16日付の東奥日報の社説で紅の夢について言及されています(3/16)

五所川原のブランド化について厳しいながらも暖かいエールを東奥日報さんが送っています。

とても他人事とは思えない内容ですが

なんと、五所川原の赤いリンゴのブランド化のお話の中で
我等が「紅の夢」についても
語っていただけていて驚きました。

生食もできる赤肉リンゴでは
弘前大学が品種登録した
「紅(くれない)の夢」もある。

「紅の夢」は既に苗木の販売が始まり
平川市などと官学連携で産地化を進めており、
一歩も二歩も先行している。

とあります。
<全文はこちらから読むことができます。 >

お褒めの言葉をいただいてうれしい限りですが

それぞれ育成の経緯も異なり
普及に対しても戦略が異なるので

とても「先行している」

などといった感覚はありません。

生産量にしても、関連商品の数、販売状況にしても
紅の夢は先輩の「御所川原」のまだまだ足元にも及びません。

ただ、社説に書かれているようなことを
地元の皆さんに思っていただけるようになってきたのであれば
みんなの努力が報われたようで
本当にうれしいです。

さらにがんばっていきたいと思います。


最近、五所川原の新品種はもちろん
信州大学や国の果樹研究所と次々に赤い果肉のリンゴが
デビューするので、

紅の夢をそれらの「対抗馬」として捉えてくださる皆さんが多くなってきました。

これまでのりんごのような品種であれば
そのような捉え方もできるのかもしれませんが

赤い果肉のリンゴは現在、市場のシェアが限りなくゼロに近いりんごです。

全く新しい果物といってもいいくらいです。

そのようななかで、お互いに小さく争っていてもしょうがない、
まずは品種の違いを超えて
「赤い果肉のリンゴ」全体の市場の認知度を高めることからはじめなくては・・・。

というのが我々の考え方です。

紅の夢は欠点もたくさんあるりんごです。
ただ、その欠点もオープンにした上で
「良い面」を伸ばしていけば
いろいろな赤い果肉のリンゴが出てきても
「存在感」を示すことができ、
生産者も販売・加工といった関連産業の皆さんも
利益を得ることができると思っています。

他の赤いリンゴ品種も含めて「赤い果肉のリンゴ全体」が活性化すれば
おのずと紅の夢の差異も際立ち
ファンも増え、「規模のメリット」も出てくるのでは・・・

経済の専門家ではないので
考え方が正しいのかどうかさえわからないのですが
紅の夢の生産や加工販売をしてくださる地元のみなさんの
実力を信じているからこそ、
なんか、うまく行くような気がするのです。

ここにあるひとつのりんご、
津軽の中では「大学のりんご」と言われるかもしれませんが
青森全体から見れば「津軽のりんご」のひとつですし、
東京や大阪、日本全体から見れば「青森のりんご」でしょう。
もちろん、世界から見れば「日本のりんご」のひとつにほかなりません。

違いをことさら強調できなくてもいい。それでいいと思いますが

そんな中で、プライドとは異なるわずかな「証」のようなものを、
「大学のりんご」、「津軽のりんご」としてキラッと光る「何か」を、

ここから皆さんにお届けするりんごには乗っけられればいいなと思っています!

紅の夢普及推進委員会では産官学医福食農などいろんな連携を通し、
そんな「何か」を作って行きたいと思います。


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