2014/11/23

小さなシードル農家(11/23)

吉仲先生がFBでいっぱいシェアしてくれるので今回は吉仲先生登場!

元気です!

シードル用リンゴの木です。

結構背が高く4~5mあります。

このリンゴを持っているのはユビーさん一家。

リンゴの多くは大手シードルメーカーに

販売していますが。


現在32歳の息子さんの代になって

大手の下請けだけじゃダメ!

ということで、自らシードルづくりにも

取り組まれ始めた若いシードル工場でもあります。

樹を挟んで揺らしてリンゴを落とすアタッチメント。

こんなんなんだ!

初めて見ました。

機械で自動的に拾ってトラックの荷台に乗せて

まずは泥を洗い流します。

このあと、もう一回きれいな水で洗います。

クラッシュした後、麻布でくるんで

ゆっくり絞るのですが

そのあたりは秘密にしときます。


4か月以上発酵させて

完成です。

ですので、今年収穫されたリンゴでできたシードルは

来年にならないと飲めません。。。

昨年のものをいただきました。

3品種の果汁をブレンドさせたものがメインですが

ギルビックというリンゴ品種、単独での

シードルも作っています。

単独品種のシードルはフランスでは珍しいそうですが

こちらはまさに日本人好みで

フルーティーな香りと味。

おいしかったです。

リンゴの搾りかすは

飼っている牛のエサに全てなるそうです。

まさに、アップルビーフですが

そんなことは全然うたってなかったですね・・・

こちらではごく当たり前のことのようです。


先ほどのおいしいリンゴシードルに

砂糖を加えて煮詰めた

贅沢なコンフィチュール(ジャム)も

作っていました。

先ほど登場した社長の奥さんが

一個一個、小さな銅の鍋で手づくりです。

藤崎農場で試験用に作る鍋より小さい!

カレーなべくらいです。

これで数百個もどうやって作るんだろう?

おばあちゃんからのレシピだそうです。

効率より伝統ですね。

これが本当においしかった!

後味がシードルで

素敵です!


若手生産者が何か新しいことをやろう!

と伝統の中から少しづつ動き始めるのは

ここフランスでも同じようです!

↓ クリックしてね。
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