中国湖北省農業科学研究院果樹茶葉研究所に招待され指導、見学、講演、研究打ち合わせに行ってきました。
恩師でもある鳥取大学の田村先生と一緒です。「熱烈」に歓迎していただきビックリです。
ここには武昌砂梨園と言って、ニホンナシと同じナシの系統Pyrus pyrifoliaが800種類近く保存されています。
国家プロジェクトですからすごいお金かかってます。
立木作りの密植栽培にするようですがかなり、土壌に水がたまりやすいようでそのあたりが少し心配です。
剪定もなかなかで、少しポイントを押さえればこれからどんどんと良くなっていく感じでした。
若い研究員の方も熱心に質問してきます。
これから、うまく交流が図っていければいいなあと思いました。
台木はマンシュウマメナシでしたが、
ここの気候ではマメナシの方がいい気がします。
そのあたりのことを、最近はすっかりリンゴの研究が主流になってしまいましたが
私の学位はナシの台木でいただいているので
しっかり講演で話してきました。
しかし、直接果実の収穫につながらないことから
台木の研究なんて重要なの?
という様な感じで
「高品質果実を収穫するにはまず適切な台木の選択から 」
という主張には疑心暗鬼のようでした。
一方、新しい果樹のトレンドということで話した「紅の夢」についての講演は
ナシとリンゴとくだものの種類が違うにもかかわらず
すごい食いつきようでした。
「紅の夢」中国で売れますか?
と聞いたところ
中国は皮ごと食べるのでそのままだと色が黒過ぎて気持ち悪いかもとの事でした。
有袋栽培して色を調整する必要がありそうです。
中国シリーズ、あと数回続きます!
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