
愛宕梨
鳥取の篤農家の方がりんごのサンプルと一緒にご自身で栽培されているナシを送ってくださいました.
その名もあたご梨.
日本なし品種のなかでももっとも大きくなる品種の一つです.
重さ1.3~1.5kg!
大きいものでは2kgを超えますので,どうやって食べたらいいか迷ってしまうぐらいです.
写真に写すとあんまり大きさ伝わらないのですけど....
最近実験の調子のいい向後君のごほうびに食べてもらいました!
少しは大きさ伝わるでしょうか?
11月ころ収穫で今まで冷蔵保存してあったそうで少し果肉はやわらかくなっていますが
まだまだ美味しくいただけます.
ところで...
鳥取の梨の神様の1人に「菊池秋雄」先生がいます.
鳥取大学の園芸学研究室の初代の教授が菊池先生です.
先生が口癖のよう言われていたのは
「農学は実学である」
ということだそうです.
園芸学は生産現場のためになる応用研究も積極的に行うべきだということだと思います.
菊池先生は関東大震災の時,たまたま神奈川にいらっしゃったところ
心配した鳥取の梨生産者が救助に駆けつけた...
という逸話があるくらい,
現場の生産者の皆さんに心から信頼されていたそうです.
鳥取ではこの精神がまだ生きていて
先生方が産地を飛び回っています.
「菊池」と聞かれてぴんと来た方もいるかもしれません.
そう,この菊池秋雄先生,
青森のりんごの神様「菊池楯衛」さんの御長男です.
鳥取の梨産地は実は陰で青森県の偉人に支えられていたのです!
鳥取から来たものとしてしっかり青森に恩返しできるように
私もがんばらなきゃいけませんね!