ベンセ湿原に行ってきました!
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ノハンショウブ 少し色が薄い変異 |
いつも調査するノハナショウブではなく
満開のニッコウキスゲを見たいと出かけましたが....
1週間遅かったようです.終わりかけでした.
それより驚いたのはもうノハナショウブが咲き始めていました.
まわりのほかの溜池はまだ咲いていないので
ここは早く雪が解け,水が引くのかもしれません.
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ニッコウキスゲ |
ベンセ湿原の中でもノハナショウブは年々生息域が
狭まっているような気がして心配です.
管理者も草を刈り取るなどの努力をしているようですが
種子が完全に成熟して落ちる前に運び出してしまうと
次の世代が育っていくのが妨げられてしまうのかもしれません.
何らかの対策が必要かもしれません.
湿原の外では地元の婦人会の方々がお店を出し,
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ノハナショウブとニッコウキスゲの共演 |
リンゴのドーナツなどを売っていました.
コーヒーを無料でいただきました....
ありがとうございます!
雨で冷えた身体があったまりました!!
ここぞとばかりにインタビューすると
ノハナショウブについておばさま方からいろんな話しが聞けました.
この辺りではノハナショウブのことを「そどめ」という名前で呼ぶそうです.
津軽弁なので文字にすると伝わりにくいのですが
漢字で書くと「五月女」,「さおとめ」と読みます.
「さおとめ」を東北弁風になまって読んでもらった感じが「そどめ」です.
五月女といえば田植えをする若い女の子のことです.
ノハナショウブが咲くのは今頃,旧暦で言うとちょうど五月.
田植えの時期にきれいに咲く花なのでこんな名前で呼ばれるのかもしれません.
「素朴さ」と「可憐さ」を併せ持ったいい名前です!
おばさま方も
この辺りの田んぼも区画整理する前は随分と「そどめ」が生えていたもんだけどなあ....
と懐かしがっていました.
田植えをする少女「五月女」は田の神の化身とみなされたと言われています.
ノハナショウブは人々の農耕生活のすぐそばで
我々をずっと見守ってきたのかもしれません.
ノハナショウブと農業,とくに稲作とのかかわりについてはまたの機会にお話しします!
ベンセ湿原のノハンショウブの見ごろは来週から再来週かな.
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色着き始めた蕾だらけです |
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もうすぐ咲く! |