青森県の太平洋側、八戸市の種差海岸でノハナショウブの調査をしています。
玉川大学の田淵先生と院生の小林君との合同調査です。
名勝種差海岸・鮫町の自然を守る会の
メンバーの皆さんも来てくださいました。
ノハナショウブ以外の草花については
守る会の皆さんにいろいろと教えていただきます。
ヤマセの影響でしょうか?
弘前に比べてだいぶ寒くって驚いてしまいました。
開花も、いつもの年とちょっと違って
早いところは咲き終わっていますが
遅いところはまだつぼみで
開花期がばらついているようです。
ススキやオオイタドリ等
大きくなってしまっていて
少し心配です。
国立公園になっていろいろと手を入れにくくなっているのかもしれません。
「自然」とはどのようなもののことを言うのか
難しいところですが
今見ている種差海岸の景色は
人々が長い間、馬の放牧や飼葉の採草地として
「利用し続けてきたこと」によりできた景色のような気がします。
いわば里山のようなところだと思います。
ありのままにしておくだけでは保てない景色なのです。
人と自然がうまい具合に調和を保っている場所としての
保全を目指していってほしいと思います。
コントロールが無ければ
ノハナショウブもいずれなくなってしまうような気がします。
いずれにしても、よく話し合い、
「自然の意味」を問い直すことが必要だと思います。
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