昨日2013年2月1日の東奥日報の夕刊に弘前大学学長の佐藤敬先生のインタビューが掲載されていました。
あおもり人ごよみの欄です。国際化の重要性を熱く語っていらっしゃいます。
確かに、弘前大学は外国人が少ない気がします。
私が学生時代を過ごした鳥取大学は
乾燥地の砂漠に関する研究が盛んだったため
常にたくさんの外国人がいました。
また、同級生も多くが夏休みになると
海外にボランティアやバックパッカーの旅に出ていた気がします。
もうすこし、世界の風を入れてもいいかなあと確かに思います。
私も、修士の時に行ったイスラエルのヘブライ大学への
1年間の留学経験がその後の人生を変える大きな契機だと思っています。
なぜイスラエル?
とよく聞かれますが
その時、教授から留学先として候補に挙げられた先が
①アメリカのコロラド大学、
②中国の甘粛省にある砂漠研究所
③イスラエルのヘブライ大学でした。
アメリカはいつか自分でも行けるだろうな~と思いましたし、
中国も隣の国だし、いけそうな気がしました。
イスラエルは何かきっかけがないとなかなか行けないだろう。
じゃあ、イスラエルにしよう!
というような単純な発想で決めてしまいました。
初めての海外がイスラエルへの一人旅。
しかも、片道切符。
片道切符では入国できないといわれたり、
英語が下手なのに留学なんか嘘だとイミグレーションで怒られたり
散々でしたが
1年の経験はその後の大きな自信となりました。
学生の皆さん、安定していない生活もなかなかいいものですよ(笑)。
さて、このインタビューの中でうれしかったのは国際化のことだけではなくって
リンゴのことに言及してくださっているということです。
「リンゴと言えば青森」
というイメージがあまりにも「普通」であるため
インパクトがないのか、これまでは弘前大学であまり話題に上がっていなかったような気さえします。
そのような中で、今回、
「リンゴの研究はこれからも必要で、
世界に向けて発信しなければならない」
とおっしゃってくださっているのは
大学の隅の隅の農場で細々とリンゴの研究をやっている者にとっては
一筋の光となりました。
ありがとうございます!
紅の夢をはじめ、弘前大学藤崎農場発のリンゴ新品種たち、
弘前大学はいい「素材」たくさん持っているんです!
その普及のためにやるべきことは本当にたくさんあります。
青森の特産品であるリンゴを使って世界に向けてアピールできる成果を挙げるべく
研究はもちろん教育や地域貢献も頑張っていきます!
↓クリックしてね。
にほんブログ村