ふじが満開後10日(10DAFB:10 days after full bloom)を迎えました。
開花時には開いていた「がく」の部分が
受精がうまく行くと
だんだんに立ってきてつぼまります。
一番ドラマティックに果実の形を変えていく
時期かもしれません。
この時期に、果実の中の細胞の
細胞分裂が盛んに行われて
将来大きな果実になるかどうか決定されます。
もちろん、一つ一つの細胞の
肥大も始まっていますが
細胞分裂するのは果実の成長の
初期段階だけ。
栄養を溜め込むことにできる「部屋」
をいくつ作る事ができるか
これが、大きくなる「可能性」があるかないか決める
決定的な事項になります。
後で、いくら栄養を溜め込もうとしても
一つ一つの部屋に入れられる容量には限界があるので
部屋がないとためられる量が限られます。
そんな重要な時期にいつ、何をすればよいのか?
どんな管理をすればいい果実が取れるのか?
藤田技術職員、佐藤早希技術職員が
いろいろと実験してくれています。
いつの日か、生産者みんなが喜んでくれるような技術に
なればいいですね~
開花から1ヶ月くらいは
様々な実験処理で一番忙しい時期です。
でも、この後様々な差異が見られるのは本当に楽しいものです。
成功するのはほんの一握りなんですが
それが、きっと良いんでしょうね。
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