昨日、学長会見が行われたことから、本日の地元朝刊各紙に本学の来年度予算について掲載されています。
紅の夢など赤い果肉のリンゴについても文科省からいただく運営費交付金のうちの別枠(いわゆる概算要求)で
教育研究プロジェクトが新たに採択されました。
タイトルは
「リンゴ産業をモデルとした大学COC拠点整備事業
~赤い果肉リンゴを活用した地域の新たな産業創出に向けた研究事業~」
です。
単年度ごとに継続の可否が決定され、
途中で国立大学変革プランの第2期から第3期への移行もあることから果たして最後まで予算処置があるかわかりませんが
とりあえず5年間の計画でスタートします。
来年平成26年度は文科省から1,824万円の特別配分が予定されています。
5年間続けば1億円近くにもなる大きな事業です。
初年度は人件費が主で、新たな人材も確保しながら
プロジェクトの推進の基礎を作りたいと考えています。
申請は本学の食料科学研究所と共同で行い、特に研究所長の鈴木先生に申請書の取りまとめにご尽力いただきました。
ありがとうございます。
また、本学財務部の皆さんや農学生命科学部の三浦総務係長、食料研究所の事務の皆さん等々、
事務方の皆さんにたくさんたくさん支えていただきました。
精一杯努力して行きたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
事業内容としては
赤肉リンゴの生産体制確立のための栽培マニュアルの確立
長期貯蔵法の開発
機能性成分の特定とそれを利用した商品開発、高付加価値化
これまで行ってきた予備的な試験の更なる発展を予定しています。
さらに、人文学部や保健学科、教育学部の先生方にも参画いただき
地域企業と学生が一体となった商品開発や
食育や健康増進プログラムの開発
廃棄物の活用によるゼロエミッション
等も予定しています。
「赤い果肉のりんご」という、全く新しいリンゴの登場を核に、
これまで大産地青森県が培ってきたパワーを終結し
次世代へのステップとします。
学生に若い新鮮な力を最大限に発揮してもらい
新たな商品開発や地元中小企業の活性化、りんご生産の担い手の確保
につながればと思います。
COCは(Center of community:地域社会の核)を意味します。
大学単独では成り立たない事業です。
地域行政の皆さん、地元企業の皆さん、リンゴ生産者の皆さん
等々、地域のあらゆる皆さんの力を
これまで以上に我々に注いでいただけたらと思います。
応援のほどよろしくお願いします!
大学のプレス発表資料はこちらより。
http://www.hirosaki-u.ac.jp/news/press/6780/
↓クリックしてね。
にほんブログ村